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Quik Cash

「キャッシング」 と言っても日本のそれとは少々異なる。日本では、クレジットカードで現金を借りる融資のような取引を意味することが多いが、ここで説明するキャッシングは、いかにもラスベガスらしい特殊な取引のことで、なんとカジノ内では 「クレジットカードで現金を買う」 ことができる。
 カジノのキャッシャー近くには必ずキャッシュカード用の ATM が設置されているが、そのすぐ脇に "Quik Cash"、"Game Cash" などと書かれたいわゆるコムチェックマシン (見かけはATM とほとんど同じ) が置かれていることが多い。それらがクレジットカードで現金を引き出せるマシンだ。

 所持金をスッカラカンにすってしまい、さらになんらかの理由でキャッシュカードで現金を引き出せない状態にある人にとっては大変便利なマシンだが、意思の弱い者にとってはこれほど危険極まりないものはない。銀行口座に残高が無くてもクレジットカードの 「ご利用限度額」 まで現金を引き出すことができてしまうからだ。

 こんな危険きわまりないマシンの利用方法など説明しない方がよいかもしれないが、これを利用したことにより 「それまでの負けを取り返して大逆転に成功!」 などということも無きにしもあらずなので (ほとんどないだろうが)、とりあえず簡単に触れておこう。

 手順としては、このマシンに自分のクレジットカード (JCB もOK) の磁気ストライプの部分を読み取らせ、画面の指示に従って引き出したい額を入力する。画面に、 「しばらくしたらキャッシャーの窓口に行け」 というような内容の指示 (もちろん英文) が出たらそのマシンによる操作はそれですべて終了だ。10分ほど待ってからキャッシャーの窓口へ行くと伝票と現金が用意されているので、名前を名乗りパスポートなどの身分証明を見せて伝票にサインすればそれですべての作業は終わりとなる。あとはカジノでそれまでの負け分を取り返すだけだ。

 なお、この Quik Cash 利用のコツとして (こんなもののコツを覚えても仕方がないが)、何度もこまめに引き出すぐらいであれば一度にまとめて引き出した方が得になる。それは手数料の率が金額に応じて異なっており、金額が小さいほど率が高く設定されているからだ (下の表を参照のこと)。
 そうは言っても多くの者は引き出した分をすべて使ってしまう (負けてしまう) ので、少々手数料が高くてもこまめに引き出した方が結果的には得だった、なんていうこともあるかもしれない。とにかく Quik Cash にはあまり近寄らないことだ。
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両替

■ チップと現金の等価性 ■

 ここでいう 「両替」 とは、日本円から米ドルへの交換という意味ではなく、現金 (ドル) からカジノ専用チップ ( Chip ) への交換だ。(日本円から米ドルへの交換に関しては [基本情報] 内の [外貨交換] の項目を参照のこと )
 ラスベガスのカジノにおいては、現金とカジノ専用チップは (以下 「チップ」 と呼ぶ ) 価値的にまったく等価だ。つまり交換の際に手数料のようなものを取られることは一切なく、交換による目減りはまったくない (ただし非米国居住者が、スロットマシンなどで $1200 以上の高額配当を受ける際は税金を差し引かれる)。
 したがって、$100 の現金をチップに替えれば $100 のチップになるし、同様に $100 のチップは $100 の現金に交換することができる。もちろんいつでも何回でも交換でき、また最小限度額のような制限もない。つまり、現金とチップの等価性は完全に保たれており、日本のパチンコ店における玉と現金の関係とは基本的に異なる。
 また現金とチップは機能的にもまったく同等に扱われている。つまりルーレットであろうがブラックジャックであろうがチップの代わりに現金紙幣をテーブルにおいてプレーしてもまったくかまわない。また、カクテルウェイトレスへのチップ (TIP) をカジノチップ (Chip) で支払うこともできる。(かつてはレストランの支払いや宿泊費の精算もカジノチップで行うことができたが、近年は当局からの指導などもあり、それができなくなった)。
 いずれにせよ現金とカジノチップは価値的にも機能的にもまったく同等であることをよく覚えておきたい。 「覚えておきたい」 とあえてここで強調した理由は、プレーに夢中になってくるとチップが現金に見えなくなってしまうからである。チップが単なるオモチャのコインにしか見えなくなってきたら要注意だ。

■ ゲーム開始前の両替 ■

 両替のタイミングと場所だが、基本的にはそのゲームを始める際にそのゲームの現場で両替することになる。つまりルーレット、ブラックジャック、クラップス、バカラなどテーブルゲームの場合はディーラーに現金を渡してチップに交換してもらう。
 現金を差し出すだけでその意思は伝わるので何もむずかしいことはないが、賭金を置くべきスポットにその現金を置いてしまうとその現金を全額次のゲームに賭けてしまうものと勘違いされかねないので、紛らわしい場所には置かないようにしたい。
 なおこの両替の際、現金をディーラーに直接手渡しで渡そうとしてもディーラーはその現金を受け取ってくれない。カジノでの現金およびチップ ( Chip ) の受け渡しは 「手から手」 ではなく 「手からテーブル、そしてテーブルから手へ」 という大原則があり、ディーラーは客の手から直接お金やチップを受け取ることは許されていない (写真上)。したがって両替の際は現金を手渡しで渡すのではなく、テーブルの上に置くようにする (写真下)。
 このルールの意味は、いくらの紙幣だったのか、何枚の紙幣だったのかを客観的にわかるように公開する目的と、その受け渡し現場が天井のモニターカメラにおさまるようにするためである。さらに高額の両替の場合は (原則として $100以上の両替はすべて)、ディーラーはピットボスと呼ばれる上司に (通常ディーラーのすぐ後方にいる)、テーブルに置かれた紙幣の金額の再確認を求めてから両替作業を進めることになっている。これはディーラーの家族や友人がそのカジノに遊びに来て、$20 紙幣を差し出したのに $100 分のチップを渡してしまうような社内不正をけん制するためのルールで、まさにフェアプレーを追求するラスベガスならではのすばらしい精神だ。

 
■ ゲーム終了後の両替 ■

 次にゲームが終了したあとのチップから現金への両替だが、これはゲームの現場ではやってくれない。なぜなら現金を置いていないからである。
 ちなみに最初に両替した際の現金はテーブルの下に据え付けられたドロップボックスの中に落とし込まれてしまっているためディーラーといえどもそれを取り出すことはできない。したがってチップを現金に両替する際は 「カジノキャッシャー」 などと書かれた両替窓口へ行くことになる。もちろんここでも黙ってチップを差し出すだけですぐに現金に交換してもらえるので、言葉の問題など何もむずかしいことはない。ときどき 「100ドル札がいいですか? それとも細かい 20ドル札がいいですか?」 などと話しかけられることがあるが、聞き間違えたところで大きな問題はないので適当に答えておけばよいだろう。
 なおルーレットの現場を離れる際は、そこのルーレットテーブル専用の色チップをすべて一般のカジノチップに交換してもらってから席を離れる必要がある (詳しくはルーレットの項目を参照のこと)。
 またブラックジャックなどのテーブルを離れる際、ディーラーから、複数の小さい額面のチップを大きい額面のチップに交換してから席を離れるように言われることがある。たとえば $5チップを 23枚を持って席を離れようとすると、そのうちの 20枚は $100チップ 1枚に取り替えるように言われる。これは客にとって持ち運びが楽になるということもさることながら、そこの現場では引き続き少額のチップがたくさん必要なためで、必ず指示に従うようにしよう。

■ チップの種類と色 ■

 区別しやすくするために、各チップは額面によりそれぞれ異なった色になっている。そしてその色分けは、ラスベガスのカジノではどこのホテルもほぼ共通になっているので覚えておくと便利だろう。
 一般的に赤が $5チップ (右の写真内の上段右)、緑が $25チップ (同、下段左)、黒が $100チップ (同、緑のとなり) となっている。
 その他、むらさきの $500 (同、下段右から2番目) や 黄色もしくはオレンジの $1000 (同、下段一番右)、さらには通称 "チョコレート" と呼ばれている茶色の $5000、そしてハイリミットセクション (高額の賭け金を受け付けているセクション) でのみ見られる $25,000 チップ (一般的にはオレンジ色。$1000チップよりもサイズが一回り大きい) などもある。なお、上段中央の白いチップはそれほど多く見かけるものではないが、端数が出やすいクラップスなどでしばしば使われる $1 チップだ。
 ちなみにこれらチップは材質的にスロットマシンでは使うことができず、スロットマシン用には金属製の重いコインが用意されている (上段左端)。
 このように標準化された色分けが定着しているため、カジノ内では各チップを額面の代わりに色で呼んでも意味は通じる。たとえば現金 $100をチップに交換する際に 「 All Red Please ! 」 と言えば $5チップを 20枚くれる。同様に 「 All Green Please ! 」 と言えば当然 $25チップ 4枚ということになる。何も言わなければ $5チップ 10枚と $25チップ2枚くれるのが普通だ。ただしそこのテーブルのミニマムベット(最低賭金)が $3であれば数枚の 1ドルチップも混ぜてくれるだろうし、逆にミニマムベットが $25であれば黙っていてもグリーンチップ 4枚ということになる。

服装

ヨーロッパのカジノと違い少なくともラスベガスのカジノにおいては、Tシャツ、ジーパン、タンクトップ、なんでも OKだ。ただし裸や裸足は注意されることがある。
 トロピカーナホテルのようにプールで水着を着たまま水中でプレーできるようになっているカジノもある (写真右)。とにかく服装に関してあまりかしこまる必要はまったくない。

写真撮影

カジノ内は原則撮影禁止となっている (最近このルールを見直す動きも出てきているようだが...)。しかしその目的はホテル側の事情というよりもプレーヤーのプライバシー保護にあるようで、スロットマシンの前で自分たちの記念写真を撮ることぐらいは特に問題にならない場合が多い (特に大当たりが出た際など)。仮に注意されることはあってもフィルムを没収されるようなことはめったにない。

 そうは言ってもテーブルゲームのセクションなどにおいて、プレーヤーやテーブルに露骨に近づいて撮影したりすることは絶対に慎むべきだろう。フィルムを没収されても文句は言えない。もっとも、100万ドルの現金をカジノ内に飾ってあるホテル (写真下 : パリスとバリーズの連絡通路にて ) などでは、そこで記念写真を自由に撮らせており、また、バニーガールやそのホテルのテーマとなる人物に扮した役者 (たとえばシーザーズパレスにおけるクレオパトラ) がカジノ内に出没し、客と一緒に写真を撮らせたりしている場面にもしばしば出くわす。そう考えるとこの 「カジノ内撮影禁止」 というルールも適用範囲の境界線がいまひとつハッキリせず、本質的にはホテル側にとってはどうでもいいようなことなのかもしれない。ただ、少なくともハイローラー (高額プレーヤー) などは身分や賭け金などを公にされたくないと考えている者が多く、ホテル側もその種の上客に対する配慮としてカジノ内での撮影をそれなりに厳しく管理している場合が多い。とにかく 「カジノ内は撮影禁止」 と覚えておけばよいだろう。

カクテルウェイトレス

カジノ内にはプレーヤーに無料で飲み物をサービスしてくれるカクテルウェイトレスが巡回している。ブラックジャックであろうがスロットマシンであろうが、しばらく遊んでいると必ず彼女たちが注文を取りにやって来る。何も欲しくなければ無視していれば素通りして行くのでわざわざ気を使って何かを頼む必要はない。もちろん何か欲しければ遠慮なくオーダーしよう。

 ちなみにカクテルウェイトレスにオーダーできるドリンク類は以下の通りで、基本的にはほとんどなんでも OK と考えてよい。日本人が思いつく一般の飲み物でオーダーできないものは日本酒とウーロン茶ぐらいで、緑茶 (Green Tea) はすでにどこのカジノにも完全に定着している。
 なお、無料といえども彼女たちはチップ (TIP) で生活しているため、飲み物を持って来てくれた際には最低でも $1 は渡す必要がある。ちなみにチップ (TIP) は現金でもカジノチップ (CHIP)でもよい。

年齢制限

カジノへ入場できるのは 21才からだ。とは言っても入口のドアは開きっぱなしの上、入口に年齢をチェックする係りの者が特にいるわけでもなく、現実には子供でも入場できてしまう。
 事実カジノ周辺に子供向けのゲームセンターがあったりすることも珍しくなく、カジノ内で子供を見かけること自体はごく普通の光景だ。
 しかしながら未成年者らしき者が実際にプレーしている場面を見ることはまれで、とりあえずこのルールはきちんと守られている。理由は簡単だ。未成年者のプレーを見逃したカジノは当局から厳しく罰せられるため、カジノ側がきちんと監視しているからだ。
 なお東洋人はとかく若く見られがちなため、紛らわしい年齢層の者はパスポートなど年齢を証明できるものを持参して行った方がよいだろう。25歳未満の日本人ならば、ディーラーに年齢証明の提示を求められる可能性が非常に高い。また、スロットマシンなどでも定期的に未成年者のプレーを取り締まるためのスタッフが巡回している。

イカサマの存在を信じる日本人観光客

今でも多くの日本人観光客が、「絶対になにか仕掛けがある。だから勝てないようにできている」 と考えている。じつにナンセンスな話だが、そのように考えること自体がいかにも日本的発想といえなくもない。

 すでに述べた通り日本ではギャンブルは常に 「裏街道」 的な陰の存在だったため、それにかかわる関係者も当然のことながら常にアウトロー的な者が多かった。それがゆえにかつての日本の賭博には常にイカサマ的行為が多かれ少なかれ存在していたことは否定しがたい事実で、またヤクザ映画などが一般市民に 「ギャンブル = イカサマ」 的なイメージを植え付けてきたことも事実だろう。そしてそれらに登場するイカサマは往々にして 「胴元側が客をだますイカサマ」 であることが多かった。

 そのような背景があったためか、日本では現在でもギャンブルのイメージはすこぶる悪い。その結果、日本にはフェアなギャンブルが育つ環境が近年まで整っていなかったし、そういう環境を育てようとする原動力すら湧いてこなかった。
 競馬、競輪、競艇などはかなり以前から認知されてきたものの、今でもそれらが真の意味での健全なレジャーとして広く一般社会に受け入れられているわけではない。

 そう考えると、いまだに多くの日本人がラスベガスのカジノに対して懐疑的な目で見ていることは理解できないことでもない。しかし現実にはそれはまったくの事実誤認であり、無用の心配なのである。

 そうは言っても具体例を示さないと疑いの念を捨てきれない日本人も多いことだろう。ラスベガスのカジノがいかにフェアプレーに徹しているかの具体例をあげ出したらキリがないが、ここでは多くの日本人が抱く最も一般的な疑問を 3つ取りあげてみたい。

 日本風イカサマ賭博場の幻想から抜けきれない日本人がまず最初に考える事は、

「ルーレットのディーラーはねらったところに玉を投げ込める」
「ブラックジャックのディーラーは思い通りにトランプを切れる」
「クラップスで使われているサイコロにはカラクリがある」

 などである。まずルーレットだが、この誤解が一番たちが悪い。日本の低俗なテレビ番組などがいわゆるヤラセで 「ねらった番号に落とせるディーラー」 なるものをたびたび紹介しているせいか、ほとんどの者はこれを信じている。ラスベガスで使われているルーレット台がどのように作られ、どのように検査管理され、どのように当局によって認証されているか知らない者はそういった話を信じてしまう。精密機械を使い投げ込まれる球の初速を一定にし、回る盤面のタイミングもまったく同じ条件で球を何度投げ入れても完全にランダムな結果が出る。それがルーレット台なのである。スーパーコンピューターを使っても、たった1メートルの高さから落とされるサイコロの出目を予測できないのと同様に、ルーレット版に投げ込まれた球の出目は我々人間が考えているよりもはるかにランダムなのである。
 それでも 「ルーレットのディーラーはねらったところに玉を投げ込める」 と信じるのもよいだろう。しかし百歩譲ってそのようなディーラーが存在したとしても、それは我々客にとってまったく問題にならないことをあえて付け加えておこう。なぜなら、ラスベガスはマカオなどと違いディーラーが玉を投げ込んだあとにも金を賭けることができるシステムになっているからだ (玉が投げ込まれた後も約 10秒間ほどは賭けることができる )。つまり心配なら、球が投げ込まれたあとから賭ければよい。
 したがって、そんなディーラーの存在を心配すること自体まったくナンセンスということになる。さらにつけ加えて言うならば、そんな技術を持ったディーラーが仮にいたとしてもホテル側はその者を絶対に採用しない。なぜならそのディーラーは、自分の身内や友人がそこのカジノに客として遊びに来た際に故意に彼らに勝たせることができてしまい、ホテル側にとってそのディーラーは危険極まりない人物になるからである。

 ブラックジャックのトランプについてもまったく同様で、疑惑をもつこと自体まったくのナンセンスと言ってよい。なぜなら仮にディーラーにそのような技術 (故意に客が不利になるようなシャッフル技術) があったとしても、シャッフルの最後には必ず客がカットするルールになっているからだ。
 またゲームの途中で客は好きなようにカードの流れを変えることもでき (カードを引くか引かぬかは客が決めること)、いかなるシャッフル技術もまったく意味をなさないことになる。
 よく 「強いディーラーに当たるとなかなか勝たせてもらえない」 という者もいるが、それはブラックジャックのルールをまったく知らない 「カジノ初心者」 が言う言葉で、実際にはブラックジャックというゲームにおいてルール上、ディーラーには強いも弱いもまったく存在し得ないのである(ディーラーは決められた規則に従い、カードを引いているだけで自分の判断で行動することは許されていない。詳しくは 「ブラックジャック」 の項目を参照のこと)。

 次にクラップスのサイコロについてだが、これに対してどれほどの配慮がなされているかを知っている者はほとんどいない。
 じつはラスベガスのカジノで使用されているサイコロは、それぞれ色は付いているものの (多くの場合、赤)、すべて透明な樹脂で作られている。これは 「中に何も仕掛けられていません。材質や重量のバランスは均一ですよ」 という意思表示である。
 さらに日本の一般の家庭にあるようなサイコロと違い、表面の数字は絶対にへこませては作られていない (つまり彫り込まれてはいない)。これは 「わずかな重量配分の不均一性すら排除していますよ」 という意思の表われである。
 もちろん各カジノでは定期的にサイコロの寸法をマイクロメーターで測定し、少しでも規格外の寸法になっていれば即座に廃棄処分にしている。
 またプレー中にサイコロがテーブルの外に出てしまった場合は、次のプレーを開始する前に担当の者が必ずそのサイコロをチェックする (もしくは新しいサイコロを使う )。これはもちろんサイコロのすり替えなどがないことを確認するための行為だ。
 また客がサイコロを振る際には必ず複数のサイコロの中からその客の意思で好きな2個を選ばせるシステムになっている。そして客は一度握ったサイコロを他人の視界の外に持ち出すことは許されていない。また、両手で握ることも禁じられている (両手を使うとすり替えなどの不正をしやすくなるため)。これだけの配慮がなされていることを知ってもまだイカサマが存在していると信じる者もいるだろうが、そういう者はプレーをしなければよい。

 各ホテルはイカサマをやるどころか、このようにいかにフェアプレーに徹しているかを競争しているのが現状で (もちろんネバダ州政府の厳しい規制があることはいうまでもないが )、イカサマのウワサなどが少しでも広まろうものならたちまちそのホテルは倒産である。もちろん関係者は法律によっても厳しく罰せられる。そんな危険を冒してまでイカサマをやるわけもないし、やる必要もない。なぜならイカサマをやらなくてもホテル側は十分に勝てるようになっているからである。
 いずれにせよホテル側が客に対して行う不正行為などは絶対にあり得ないと断言できる。不必要な心配をせず安心して遊んでいただきたい。

4つのイカサマ

ラスベガスのカジノにおいてイカサマは存在するか...。

 これは多くの人が抱く疑問だが、その答えは 「断じてあり得ない」 ということになる。少なくとも現在のラスベガスのカジノにおいてイカサマは絶対に存在しない。
 この競争の激しいラスベガスのホテルおよびカジノ業界において、そんなイカサマのウワサなどが少しでも広まろうものならたちまちそのホテルは倒産する。もちろん関係者は法律によっても厳しく処分される。そんな危険を冒してまでイカサマをやるわけもないし、やる必要もない。なぜならイカサマをやらなくてもホテル側は十分に勝てるようになっているからである。そもそもイカサマなどが存在していたら今日のラスベガスの繁栄などあり得るわけもない。

 ただしこの議論を進める前に 「イカサマ」 とか 「インチキ」 とか呼ばれる不正行為の定義を明確にしておく必要がある。
 アメリカでも 「CASINO」 などというタイトルの映画がヒットし (マーチンスコセッシ監督、ロバートデニーロ主演の話題作。日本でも 96年4月 20日に公開され話題を集めた)、その中でイカサマが行われていたりしたためか、アメリカ人の間でもこのイカサマの存在を信じている者が少なくない。だからあえてここでイカサマについて説明しておくが、まずその不正行為には当事者の関係から次の4通りが存在する。

1. カジノ側 (もしくはディーラー側 ) が客に対して行う不正行為
2. 客がカジノ側に対して行う不正行為
3. ディーラーや従業員がカジノ側に対して行う不正行為
4. カジノ経営者側が税務当局や株主などに対して行う不正行為

 このラスベガス大全の読者も含めた一般の観光客が心配している 「イカサマ」 とは、通常 1 を指している場合がほとんどだろう。つまり 「自分が被害者になる」 ケースである。
 さきほど 「イカサマは断じてない」 と言ったのは、まさしくこのケースのことで、つまり 「あなた自身が不正行為の被害者になることは絶対にない」 と言ったまでだ。

 多くの 「カジノ初心者」 の日本人観光客がこれに対して懐疑的な目で見ているようだが、数十年前のラスベガス黎明期ならいざ知らず、現在のラスベガスにおいてそんな不正行為は絶対にないと断言できる。これについてはこの後に具体例などを示し詳しく述べるが、とりあえずここではその種のイカサマは存在しないと覚えておいていただきたい。

 さて次に 2 のイカサマ、つまりカジノ側が被害者になるケースだが、これは 「ない」 とは言えない。なぜなら、あなた自身がそれを企てるかもしれないからだ。
 スロットマシンに針金を突っ込んで不正にコインを出そうとしたりする行為がこのカテゴリーに属する (実際にそんなことが可能かどうか知らないが... )。日本でもパチンコやパチスロなどでこの種の不正行為を働く者がいるというが、アメリカにいたとしてもまったく不思議ではないし、事実少なからずそのようなバカ者は存在しているようだ。もちろん不正が発覚すれば警察に突き出されることは言うまでもない。

 さてその次の 3 のイカサマだが、これはハッキリ言って 「ある」 と言わざるを得ない。しかしこの種の不正行為は 「従業員による会社側に対する背任行為」 であり、被害者はカジノ側だ。つまり我々一般観光客にとって、なんら関係のない不正行為ということになる。
 実はカジノ側が最も気にしている不正行為はこの種の 「社内犯罪」 で、「EYE IN THE SKY」 と呼ばれる監視カメラなどもこれのために存在していると言っても過言ではない。なぜならホテル側は、客からの不正行為に対しては物理的に守られている場合が多いが、従業員が企てる不正行為に対しては無防備なことが多いからだ。客は金庫を開けることはできないが従業員はできる。客はスロットマシンの中身をいじくることができないが、従業員はスロットマシンのカギを持っている。
 そのため各カジノでは、従業員の不正を監視するための専門部隊を置き徹底的に警戒している。この種の 「社内犯罪」 で最も多いのが、たとえばカジノディーラーが自分の家族や友人が客としてカジノにプレーしにやって来た場合、払い戻しや両替の際に彼らに多めに払ってしまうといった行為だ。このような不正行為は物理的にも十分可能だし、心情的にも 「十分あり得る」 とだれもが想像できることだろう。

 最後に 4 の不正行為だが、これに関しては明言を避けたい。理由は筆者自身が事実をハッキリ把握していないからである。ただ一昔前までのラスベガスにおいては、この種の不正行為こそがマフィアの資金源になっていたわけで、その存在は疑いのない事実だった。
 しかしその後の当局の厳しい取り締まりと善良な関係者の努力によって、マフィアがカジノ経営から閉め出されてしまった今日において、原則としてこの種の不正行為は存在しないことになっている。特にカジノ経営をする際に必要なライセンスを州政府が厳しく管理するようになった現体制下においては、きちんとした大企業がカジノを運営するようになり、一流企業がそのような不正を働くわけがないと考えるのが妥当であろう。
 しかしながら一般の産業界においても企業ぐるみの不正行為 (脱税など) が後を絶たないという現実を考えると、この 4 の不正行為の存在に関してもまったくあり得ないことではないだろう。いずれにせよ、一般のプレーヤーにはまったく関係のないことである。

 以上のようにただ単に 「イカサマ」 と言っても立場によってさまざまな種類があることがわかったが、一般のプレーヤーたちにとって最も関心の高い 「自分が被害者となる不正行為」 に関しては、絶対にないと断言できる。これらのことを十分に認識した上でカジノプレーを楽しんでいただきたい。

ギャンブルは罪悪か?

少なくともここアメリカではギャンブルそのものに対して罪悪という雰囲気はまったくない。罪悪なのは 「ギャンブルにのめり込むこと」 であって、ギャンブル自体は単なるエンターテーメントとしてとらえられている。だからラスベガスでは老若男女がバケーションの一コマとして楽しそうにギャンブルに興じている。

 一方日本では、ギャンブルという言葉そのものに何か暗いイメージが付きまとい、金額の大小にかかわらずギャンブルをたしなむこと自体が常に反社会的な行為として見られがちだ。
 日本では昔から勤勉に働いて収入を得て、そうして得た金を本当に必要な物にだけ使い、残りは大切に貯蓄する、そのような価値観が美徳とされてきたためか、労せずして大金を得たり無意味に金を失うようなギャンブルに拒絶反応を示す者が少なくない。

 日米双方それぞれに異なる文化や価値観があってしかるべきで、アメリカの考え方が常に正しいというつもりは毛頭ない (もちろんアメリカにもギャンブルを否定する者はたくさんいるが)。しかし 「郷に入りては郷に従え」 ではないが、ラスベガスに行った時ぐらいはギャンブルをたしなむぐらいの心のゆとりを持ちたいものである。ましてやここでは合法化されている。勝っても負けてもきっと "良き旅の思い出" となることだろう。

 道徳的な価値観からではなく、純然たる経済的な理由からギャンブルを避けている者も少なくない。そういう者が決まって口にする言葉は、「ギャンブルで金を使うぐらいならショッピングでもした方がよい」、「ギャンブルに使う金と時間があるならばオプショナルツアーにでも行った方がよい」 などだ。彼らはギャンブルそのものは否定していないものの、たとえ 5ドルでも 10ドルでもとにかく負けることが絶対にイヤなのである。

 このような考えを持つ者に欠如している認識は、ギャンブルで使った金は 「楽しんだことに対して支払った代償である」 という概念だ。
 ゴルフでも映画でも食事でも、いくら高い金を出しても 「物」 としてはあとに何も残らない。また 「観光」 そのものもまさにそうだ。それは 「物」 の代わりに 「楽しみ」 や 「思い出」 や 「経験」 を金で買っているからに他ならない。なぜギャンブルに対しても同じように考えることができないのだろうか。逆に言うならば、なぜギャンブルだけがタダで遊ばなければならないのだろうか ということである。

 ギャンブルも 「遊びの一部」、そして 「観光の一部」 と考えれば、常識的な範囲の出費をあらかじめ予算に組み込むことは決して日本の価値観に反していないはずである。むしろギャンブルをやっている最中の一喜一憂や興奮は、一般の観光やレジャーの比ではない。そう考えれば一晩遊ばせてもらったカジノに $100や $200を落とすことは、他の遊びのプレー費や入場料と比較しても決して高くはないだろう。

 各自それぞれ予算はあるだろうが、せっかく本場のラスベガスに行ったからには常識的な範囲の予算を設定し思う存分楽しみたいものである。それでたまたま運よく勝って多少なりとも財布がふくらめば、それはそれで大いにハッピーなことではないか。

とにかくトライしてみよう

ラスベガスと言えばカジノ、カジノと言えばラスベガス。そんなラスベガスにやって来て本場のカジノをエンジョイしない手はないだろう。あまりのめり込みすぎるのも問題だが、せっかくはるばる日本からやって来たからにはぜひ楽しんで帰りたいものである。

 ところが残念なことにカジノにまったく興味を示さない日本人観光客も少なくない。やりたくてもルールがわからない、英語に自信がないというのであればそれはそれで理解できるが、「ギャンブルは罪悪だ」、「絶対に勝てないように仕掛けられている」、「どんなに少額でもカジノで金を使うのはバカバカしい」 など、勝手な誤解や偏見を持ち、せっかくの体験チャンスを自ら放棄してしまっている者が少なからずいる。
 もちろんやるやらないは個人の自由だが、ラスベガスまで来て遊び心を持つ余裕がないのもあまりにも寂しすぎはしないか。またそのような誤解や偏見をまわりのビギナーたちに押しつけている反面教師も見かけるが、もはやそれはまわりの者にとって大変迷惑なことである。とにかく本場ラスベガスまで来てギャンブルをやらないということは、ハワイへ行ってビーチに一度も出ないようなもの と考えたい。勝ち負けはともかく、なんでもいいからトライしてみようではないか。

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勝ち組の条件

JRAと馬主と調教師の談合でレースが決まり、厩舎はマスコミに全てを知らせず、専門紙は自主規制と制約のなかで印を打つ。この壮大なペテン劇を読み解くことができるのは唯一、研ぎ澄まされた情報網から得られる裏情報のみ。
厩舎関係者、騎手、騎手エージェント、馬主関係者、生産牧場、ホースエージェント(馬喰)、専門紙TMや記者など、競馬に携わる様々な人脈・情報網を築き上げる事が出来た事は、馬主の側近としてレースマネージメント業務に携わっていたからこそだろう。その為、今でも各筋からの情報が日々入ってくるし、逆に意見や見解を求められる場合も多々ある。そして、手に入れた各情報の中から情報や思惑・意向が一致しているなど、的中の可能性が高いレースのみを厳選していくことが重要作業なのだ。だが、それはあくまでも事前情報であり、レースや馬券を取捨するポイントの一つでしかない。本当に重要なのは、馬主や関係者が本気で勝負するレースを知る事だ。
例えば、オーナーが死んだときに所有馬が激走するのは何故か?新聞では「弔い合戦」などとあたかも美談のように書かれているが実態は違う。跡を継ぐ夫人や息子といった新オーナーがあまり競馬に興味がなくこのままでは馬を買ってもらえなくなる場合、それを危惧する調教師や牧場側が村だけではなく、JRAにも働きかけ、大レースを勝たせるように仕込むのだ。オーナーが死んで秋のGIを3連勝したゼンノロブロイ、同じくオーナーが死んだ後に菊花賞を勝ったアサクサキングス、古くはスプリンターズSのサクラバクシンオーの頃から、この手口は非常手段として発動される事が多い。いわば競馬界から新オーナーへのご祝儀付きの招待状という訳だ。そして、共存共栄を旨とする競馬村が一致団結し、勝ちを譲った陣営は代わりに馬券で儲けるという図式が成り立っている。これこそが勝負レースなのである。ただし、新オーナーが競馬好きで馬を買ってもらえることがわかっていれば、非常手段は発動しない場合もある。そんな場合は、オーナーが死んでもいわゆる「弔い合戦」は行われないのだ。
そんな極秘情報を知っている者だけが、関係者と同じ「競馬はロマンに在らず、競走馬は経済動物」の主旨の元、関係者と同じ儲けを手にすることができるのだ。オーナーズインサイドでは、こうした「馬主の勝負馬券」「関係者の勝負馬券」を中心に、あらゆる角度から「勝てる」と判断したレースのみを提供する。ゆえに提供レースが1日5レース前後になることを予めご了承頂きたい。


専門紙・スポーツ新聞にも裏事情は隠されている。

競馬ファンが検討の材料にする専門紙・スポーツ新聞にも裏事情は隠されている。
マスコミとは名ばかりで、実態は出版社サイドというよりJRAや競馬村サイドの人間と呼んだほうが正しいのでは?と思われるのが番記者やTMと呼ばれるマスコミ関係者だ。TMは自分の担当厩舎の馬が、調子悪かったり実力的に足りないとわかっていてもその馬に印を打つのだ。なぜなら「なんや、うちとこの馬は無視かいな」などと嫌味を言われ、その後の取材が円滑に進まなくなってしまうからだ。「脚がパンク寸前」「今回は叩きのヤラズ」などと本当のことを書いたりしたら、以後その厩舎への出入り禁止は確実。場合によっては競馬界から追放されてしまう事も珍しくない。そんな状況下で公正な記事が紙面を賑わす事もなく、コメントは必然的に調教師に都合のいいものばかりになってしまうというのが現実だ。07年アドマイヤオーラは武豊の強引な騎乗による弥生賞の激走で体調を崩し、皐月賞を回避するという話も出ていたほど状態が悪かった。が、追い切り2本で無理やり同レースに出走。そこに武の最後方から行くというヘボ騎乗が重なり、結果4着に敗退。しかし、現実には「オーラはボロボロ」なのにマスコミは「オーラ絶好調」と絶賛。何も知らないファンからすれば1番人気に押されるのも無理はない。実は担当TMを通して「実態を絶対に漏らすな」と調教師から圧力がかかっていたのは関係者の間では有名な話であるのだ。また、インフルエンザ騒動の時にもJRAからマスコミ各社に「大げさにせずたいしたことないように鎮静化しつつあると書け」と報道規制があった。しかし、こんな話は腐るほどあるというか、日常茶飯事なので競馬村では珍しくもなんともない。更に、陣営が担当TMに煙幕を張り、本当の情報を隠す事もある。
例えば、坂路調教時計をごまかすために発信機のあたりをムチで叩いて計測不能にしたり、トレセン近郊の牧場できっちり調教して本追い切りを軽くするなど、「本当の情報」を意図的に隠すのだ。ここまで読んで頂ければ、どれだけ制約が厳しい中での情報で、信用できないという事がわかって頂けると思うが、追い討ちをかけるように馬柱の印さえ信用できないという事も話しておく。
発売日の関係で、印を打つ記者は土曜のレースは木曜、日曜のレースは金曜という時間的な制約と、会社側からの意向という強制的な縛りがあり、満足のいく印が打てていないのが現実。枠も馬場も馬の状態の変化も反映されていないのだ。 結論から言うとマスコミが書くのは事実ではなく、競馬界にとって都合のいい宣伝。打つ印は本人も満足がいっていない。そう考えれば、専門紙・スポーツ新聞を参考にすることの愚がわかるだろう。
しかしオーナーズインサイドでは裏のコンサルタントとしての人脈をフルに活用しマスコミが書けない真の情報を皆様へご提供すると共に、その馬の本当の状態、陣営の思惑を赤裸々に暴き出す。それこそが、馬券的中への近道。あなたは曇りのない目でレースに出走する各馬の状態を見極め、我々と共に勝利の美酒を手にすることができるだろう。


胴元であるJRAにも思惑はある

胴元であるJRAにもレースを「成立させる/盛り上げる」為の思惑はある。長びく競馬不況のため、JRAの売り上げは4兆円をピークに下降の一途。全盛期の半分にまで落ち込んでいるのが実情だ。胴元であるJRAには総売上の25%がそのフトコロに落ち、逆にどんなに高配当が出ようが総売上が上がらなければ全く意味がないのだ。となれば、胴元として興行成功、売上増としての思惑は話題を提供し世間から注目を浴びる事。その為のスターホースの擁立、大波乱の演出などをせざるを得ないのが実情。ディープインパクトのダービー当日、競馬場内にディープの像が飾られお土産が売られていたのは何故か?3冠馬ディープインパクト、無敗の4連勝でオークスを勝ったカワカミプリンセス、64年ぶりに牝馬でダービーを勝ったウオッカらが毎年のように現れるのは何故か?すべては広告塔であるスターホースを欲しがるJRAに競馬村が協力しているからに他ならない。配当を故意に上げる為、あるいは特定の馬を勝たせる為にファンに隠れて、枠やハンデを操作し馬場を改変する。
良くある話では、前日まで荒れていた馬場が一夜明けると急に高速スピード馬場になり、人気の先行馬が大外に入って敗退。その結果、内枠に入った人気薄が穴を開ける。これで「波乱」の演出が完成するわけだ。徹夜でローラーをかけた馬場はがちがちに固くなり、その日にとくに有利になるように作られた内や外(日によって違う)のレーンはスピードベルトやコンベアーと呼ばれるほど。また、デビューからダービーまで6戦すべて6番以内に入っていたアドマイヤベガ、ほとんどが4~8番に入っていたディープインパクト、一般的に同じ馬が一定の枠に入り続ける確率は低く、一般ファンから見ればその対象馬の「枠順」だけに意図的な背景を見てしまうが、確かに対象馬にとって一番走りやすい枠順(その時の状態にもよるので、必ずしも一定ではないが)に配置する事は言うまでもなく、対象馬の走りを邪魔しそうなタイプの邪魔な馬は不利な枠へと押しやられるのだ。そして、トドメとばかりに前夜にその馬が勝ちやすいスピードベルトやコンベアー馬場を作る。ちなみに内枠、外枠有利な馬場もあるが、それとは別に逃げ先行有利な馬場、差し追込み馬有利な馬場を作る場合もある。そんな馬場調整を「象徴している」とサークル内で有名なのがディープ引退の06年の有馬記念だ。
絶対的なスターホースの引退レースとして、ファンが納得するのは有終の美。それだけにJRAとしては05年のような失態は許されない。ディープに有利な大外を走り易く、更には追込み馬に有利になるよう4角手前で行き足が止まるように細工、結果当日の芝レースは全て差し追込み馬が連対し穴を開けている。また、6RホープフルSではディープの弟ニュービギニングがディープの勝利を予言するかのように、同じ鞍上で大外から一気に追込み圧勝劇(その後の戦歴からも抜けた存在ではない)を飾った結果を見ても、事前に知らされていた事は明らか。鞍上からしたらリハーサルも万全に出来た事で本番への手応えを掴んだ事だろう。そして迎えた本番、有馬記念では予定通りディープが有終の美を飾ったのだ。単純に馬場による枠順の有利、不利だけではなく、その裏にある思惑を知る事がどれだけ重要で、勝利の為の近道なのかご理解頂けるだろう。
またドリームレースと呼ばれる宝塚記念と有馬記念では、少しでも売り上げを増やす為に毎年のように勝負する気のないスターホースがお飾りで出走しているのをご存知か。前年の有馬記念制覇以来の休み明けで急遽出走したシンボリクリスエス(1人気)と、ダービーで2冠を達成した後に出走させられたネオユニヴァース(2人気)が揃ってこけ(5着、4着)、馬連万馬券になった03年の宝塚などがその典型。07年の宝塚のウオッカ(1人気)も、牝馬によるダービー制覇という偉業を達成しながら、いやそれだからこそ出走させられ、疲れにより当然のように敗退(8着)した。これらは全て勝ち負け関係なく特別賞金が裏で支払われる「お飾り出走」の要請があったからなのだ。
これらの事から解るとおり、勝負師なら競馬に夢やロマンを求めてはいけない。なぜなら、全ては競馬界という大きな思惑がレースを支配し、演出されているショーに過ぎないからだ。裏舞台こそ勝負に値する情報が眠っている。そしてその裏舞台の情報も手中に入れているのがオーナーズインサイドであるのだ。


競馬サークルは村社会

競馬サークルは村社会で、閉鎖的である事は間違いないが、そんな狭い世界でも調教師・騎手・馬主のパワーバランスはその時代背景と供に常に流動的である。
バブル景気は「調教師は神」と言われる程、調教師の天下だった。黙っていても馬は入ってくるし、騎手は厩舎専属が多く指示は思いのまま。生産牧場も社台が台頭してくる前で、調教師に馬を買ってもらう(正確には馬主に馬を買わせるのだが)立場は低い。馬主でさえも調教師のご機嫌伺いで気分を害してしまえば「他へ行け!」と強気。馬代のピンはねからリベート、所属騎手の財布まで、まさに好き放題だった。それだけに神にも等しい彼らが好き放題談合し、レースを作っていたのだが、バブル崩壊と供に馬主も馬も激減し、神の座から転げ落ち、続いて台頭したのが騎手だ。
武豊を始め有力ジョッキーの多くがフリーになりエージェント(当時はJRAは正式に認めてはいなかったが)を雇って乗り馬を選別、一部騎手だけが勝利を得るようになった。この頃はTVにもよく出演するなど、マスコミも騎手をスターとして祭り上げ有頂天になっていたといっても過言ではない。そして、その騎手をどの馬に乗せるか?などの采配をしていたエージェントがもっとも暗躍し、レースを作っていた時代とも言えるだろう。
そして現在は、長らく続く不景気の影響で一部有力馬主が幅を利かす「馬主の時代」。ロクな馬が入厩せず、定年前に廃業せざるを得ない調教師が毎年いる事は皆さんもご存知だろう。調教師は有力馬主にいい馬を入れてもらわないことには飯の食い上げだし、騎手も有力馬に乗れなければ星は増えない。当然、大物とカテゴライズされている馬主の言う事を聞かないわけにはいかないのが現状であるのだ。A冠で有名な大物馬主のご機嫌を損ね、超一流のT騎手が下ろされた事実は皆様も記憶に新しいと思うが、どんなリーディング上位の騎手でも一存で変えることができる程、大物馬主の力は強く、「絶対的権力者」として君臨しているのが現代競馬の背景である。更に、その大物馬主達をも実質取り込んで、競馬界の頂点にたったのがサンデーサイレンス以降急速に勢力を伸ばしたS台グループだ。
走る馬を一部の大物馬主に世話することにより、馬主を通して実質支配するようになったといっても間違いではないだろう。アドマイヤ、ディープのK氏、ダイワ、アグネス、トーセン、ダノン、ピサノ、カジノドライヴのY氏、最近はパッとしないがフサイチ等の冠を持つ大物馬主達は全てがS台と運命共同体。さらにサンデーR、社台RH、キャロットCといった傘下のクラブ馬を加えれば、出走馬の半数以上が関連の馬という状況も珍しくないだけに、レースを左右することは造作もない事。
こういった背景がGIなどの大レースでもS台が支配し、大きな発言力を持つのだ。もちろん、S台が口を出さず各馬主間での談合も重賞、特別戦、平場戦、新馬戦問わず状況によって度々行われている。タヤスツヨシ、ジェニュインに始まり、ダンスインザダーク、スペシャルウィーク、アドマイヤベガ、アグネスフライト、アグネスタキオン、ネオユニヴァース、ハーツクライ、ディープインパクトらサンデー産駒がGIをボコボコに勝ち、種牡馬になってさらに走る産駒を出す。全てがS台の手のひらの上で回っているといっても過言ではない。
07年もアグネスタキオン産駒のダイワスカーレットが3歳馬では最多勝利を上げ、古馬ではノーザンFのアドマイヤムーンが宝塚とJCを制覇して年度代表馬に選出、サンデー産駒のダイワメジャーもGIを2勝と、功労者の長老大馬主が持つメイショウサムソン以外はS台グループの一人勝ちといってもいい状況だ。有力馬主とS台の内情を知る事こそが、ここぞという大レースで勝つ秘訣であり、必須な情報であるのだ。
競馬は所詮ギャンブル。博打なだけに調教師や騎手、その他の関係者の欲望が絡むのが当然。金が欲しい裏事情のある調教師や騎手から儲け話を持ちかけられれば、背景や事情が絡まなければ馬主も当然首を縦に振る。全盛時代のボロ儲けを忘れられない厩舎関係者がレースを仕組むのは日常茶飯事。ヤリ、ヤラズは昔の話ではない、今でもごく普通に行われている。それらの闇事情を知る立場にいることが肝心。競走馬のマネージメント業務に付いていた私の元には、S台や有力な馬主関係者、厩舎関係者、エージェントなどからの極秘情報が入ってくる。だからこそ、オーナーズインサイドは馬券で儲ける事ができるのである。


競走馬マネージメント

競走馬マネージメント業務とは、馬主が所有する競走馬の管理を馬主の代行として一手に引き受ける業務だ。
その内容は、馬のスケジュール管理、使うレースの選定、騎乗するジョッキーの選定、休養・放牧に関する手配、セリなどでの購入、育成牧場の選定、入厩先決定と多岐にわたる。大馬主になればなる程、その業務は苛烈を極め、日々寝る間すら惜しまなければ成らない程多忙。その為、能力はもちろんタフさ、そして関係者のワガママを聞く忍耐力も要求されるのだ。当然、そんな多忙な業務を馬主がするのは不可能に近い。なぜなら、馬主は大半が大会社の経営者であり、本業の方に力を入れる必要があるからだ。当然何十頭も所有していれば管理など出来るわけもなく、お気に入りの数頭ぐらいある程度口を出す事もあるが、基本的には方針だけあり、実務は不可能。大所帯ともなれば信頼のおける人物に管理を一任したり、管理会社を設立してそこにマネージメント業務をする責任者を配置するなどして競馬事業を確立しているのが現状だ。
例えばダイワは元調教師が、フサイチはあの田原成貴と因縁がある元スポーツ新聞記者。トーセンには某スタッドや超有名なホースエージェント(馬喰)が軍師的な立場でサポートをしている。形や役割に微妙な違いがあるものの、ほとんどの馬主がマネージメント業務を行うコンサルタントや人間、会社を抱えているのが現代競馬の実情なのだ。しかも、その業務を請け負う能力はストレートに成績に現れる。上記で述べたフサイチなどは、その冠馬が暴れまわった時はオーナーの息子の元嫁がマネージメントを行っていた。が、交代(と言うよりその元嫁が離れてしまったといった方が正しい)した途端に成績は下り坂の一途。本業ですら危ういと噂される近年の没落振りに直結している。
このように、それだけこのマネージメント業務は重要であり、本当の実権を握っているといっても過言ではない。またその業務の性質上、調教師や厩務員、調教助手、騎手、騎手エージェントは言うに及ばず、生産牧場、育成牧場、ホースエージェント(馬喰)などと密接な関係が出来上がっていく。そのサークル内で交わされる極秘情報こそが重要であり、馬券的中への近道である。

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オーナーズインサイド

「オーナーズインサイド」の陣頭指揮をとるのは、ある大物馬主の側近として競走馬のマネージメント業務を長年取り仕切っていた人物。レーシングマネージャーとして現役だった頃は馬の状態や馬主の意向、厩舎からの意見・要望、騎手の手配などを考慮しつつ、ローテーションやスケジュール、休養・放牧などを管理し、さらに公にはできない秘密の取引までを行っていた。まさに競馬コンサルタントと呼ぶにふさわしい隠れたVIPと言える。
その業務の内容や補佐していた馬主の発言力により、厩舎関係者、騎手、騎手エージェント、馬主関係者、生産牧場、ホースエージェント(馬喰)、専門紙TMや記者など、競馬に携わる様々な人脈・情報網を築き上げ、采配に辣腕を振るっていたのだが、競馬村という狭い世界でのしがらみや、権力者の意見が絶対という社会に嫌気がさし、馬主のマネージメント業務を引退。しかし、一線を退いた現在も当時の人間関係をそのまま保持しており、特にエージェントや裏の顔役とはツーカーの仲。更には、現役の関係者がアドバイスや意見を聞きにくるほどその手腕は買われており、競馬界での影響力も強く、彼が利害の対立するレースの調整に動くことも未だに多々ある。
その事から競馬界では「裏のコンサルタント」とも称されており、その地位にも揺らぎはなく、人脈・情報網は完璧に機能している。今回は、元々付き合いのあったR-TRADEに協力する形で、自ら「オーナーズインサイド」の開設に携わり、中心人物として情報のまとめ役を務めている。

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